副甲状腺ホルモン関連タンパク質の血液検査
![第22回【内科専門医解説】甲状腺ホルモンについて 【血液検査編】](https://i.ytimg.com/vi/7TW4TcLvbKY/hqdefault.jpg)
副甲状腺ホルモン関連タンパク質 (PTH-RP) 検査は、副甲状腺ホルモン関連タンパク質と呼ばれる血液中のホルモンのレベルを測定します。
血液サンプルが必要です。
特別な準備は必要ありません。
採血のために針を刺すときに、中程度の痛みを感じる人もいます。刺すような感覚だけを感じる人もいます。その後、ズキズキしたり、軽いあざができることがあります。これはすぐになくなります。
この検査は、血中カルシウム濃度の上昇が PTH 関連タンパク質の増加によって引き起こされるかどうかを調べるために行われます。
検出可能な (または最小限の) PTH 様タンパク質は正常ではありません。
授乳中の女性は、検出可能な PTH 関連タンパク質値を示している可能性があります。
正常値の範囲は、研究所によって若干異なる場合があります。一部のラボでは、異なる測定値を使用したり、異なる標本をテストする場合があります。特定の検査結果の意味について医師に相談してください。
血中カルシウム濃度が高く、PTH関連タンパク質のレベルが上昇するのは、通常、がんが原因です。
PTH 関連タンパク質は、肺、乳房、頭、首、膀胱、および卵巣のがんを含む、さまざまな種類のがんによって産生されます。カルシウム値が高いがん患者の約 3 分の 2 では、高レベルの PTH 関連タンパク質が原因です。この状態は、悪性の体液性高カルシウム血症 (HHM) または腫瘍随伴性高カルシウム血症と呼ばれます。
採血に伴うリスクはほとんどありません。静脈と動脈のサイズは人によって異なり、体の片側からもう一方の側でも異なります。一部の人から採血するのが他の人より難しい場合があります。
採血に伴うその他のリスクはわずかですが、次のようなものがあります。
- 過度の出血
- 失神または立ちくらみ
- 静脈を見つけるための複数の穿刺
- 血腫(皮膚の下に血液がたまる)
- 感染症(皮膚が破れるたびにわずかなリスク)
PTHrp; PTH関連ペプチド
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